ぞヴ記

トモぞヴPがゲームつくったりする

「Cluster GAMEJAM 2020 in SUMMER」で総合大賞をもらいました

f:id:tomozoP:20200808112306p:plain

優勝したもんねーっ

 

Clusterの世界

 こんにちは、@TomozoPでございます。今回はClusterのお話です。

スマートフォンやPC、VR機器など様々な環境からバーチャル空間に集ってイベントに参加したり、友達とコンテンツを楽しめるバーチャルSNS 

ですね。ライブやら勉強会やらでいつもお世話になっております。

 

ゲームジャム

さて、 そのClusterで先日ゲームジャムが開催されました。

www.gamejam.cluster.mu

「最近できたワールド作成機能で楽しいゲームを作ろう!」というやつですね。 

というわけで、同僚のUnityエンジニアかつ前回のワールドコンテスト経験者であるトドネロ氏とタッグを組んで殴り込むことにしました。

f:id:tomozoP:20200808113955p:plain

TEAM・最強列伝

  

優勝した

f:id:tomozoP:20200808114924p:plain

…で、結論から言うと全230チームの中から総合大賞として選んで頂けました。優勝です。50万円です。

f:id:tomozoP:20200808115431p:plain

「Clusterのポテンシャルをフルに引き出している」とのコメントを頂きました。嬉しいですね。

 

制作過程

せっかく映えある賞を頂いてしまったので、制作過程を振り返ってみたいと思います。

企画

「ソーシャル」というお題が発表されたのが金曜日の夜8時。さっそく企画出しに取り掛かります。

f:id:tomozoP:20200808115925p:plain

f:id:tomozoP:20200808115930p:plain

 まずはお題と審査基準を意識しつつ、雑談しながら企画のタネや制作に必要な要素をひたすら出しまくり、「遊びの四要素」「ワイワイ感」「リプレイ性」というキーワードが見えてきました。

youtu.be

(遊びの四要素がよくわかる動画)

 

そしてこれらのキーワードを軸に、「ソーシャル」というお題にカチッとハマるゲーム性とモチーフを探した結果がサッカーでした。

f:id:tomozoP:20200808120829p:plain

要するに、「ルシオボール」や「ロケットリーグ」のようなゲーム性がVRスマホでできれば面白いのではないか…というチャレンジでした。画像はモザイク。

ちなみに、観客席からも銃でサポートや妨害ができるというアイデアは「ボンバーマン」のみそボンというリアルファイト量産システムから着想を得たものでした。

 

サッカーという模倣、相手チームとの競争、縦横無尽に動くボールが生み出す偶然、観客からの支援によるめまいという遊びの四要素がガチっとハマり、なおかつソーシャル性もリプレイ性もある軸の通った企画になったと確信したところで1日目は終了しました。

制作

「2日目はとにかくロジックを完成させ、最終日で細かいところ作り込もう」というやんわりとした計画を立て、 まずはワールドの基礎とロジックの制作にとりかかりました。

いかんせん制作時間が48時間しかないので、アセットをガンガン活用していきます。スタジアム感のあるアセットを探していたら、ピッタリなものを発見。

assetstore.unity.com

 「俺たちは金で時間を買うのだ」と即ポチりし、モデリングやらシェーダーがガンガンできるトドネロ氏に「なんかエモい感じにしておいて」とだけ注文を残してサッカー部分の制作を開始。 

制作にあたっては、前回コンテスト優勝者であるyunodaさんの資料を参考にさせていただきました。

speakerdeck.com

 

そしてアセットを改造し、ボールを跳ねさせ、ゴールをつくり、銃を作り…とそこそこ順調に制作が進んでゲームジャムも折り返し…という頃に、事件が起こります。

物理演算の壁

おおよそロジックが完成し、ビルドを回して実機で動作を確認していた時、ある事に気付きます。

 

f:id:tomozoP:20200808124242p:plain

「これ、最初にボールに触った人しか銃でボール撃ててなくない?」 

f:id:tomozoP:20200808124400p:plain

「ええッ!!!!」

 

仕様なのかバグなのかは定かでないのですが、「ボールの物理演算に最初に干渉した人しか銃でボールを撃てない」というゲームの仕様が根本的にひっくり返る致命的な問題が起きたのです。

かなりの時間を費やしたものの根本的な解決方法が見出せず、唯一判明したのは「手に持っている長いオブジェクトで直接触れれば干渉可能」ということのみ。

いっそハンマーのような長い棒でサッカーをすればいいのでは、しかしそれではで撃つことによるワイワイ感が失われるのではと悩みつつ、一晩悩んで導き出された結果は…

ガンのついたハンマー、ガンマー

f:id:tomozoP:20200808130300p:plain

f:id:tomozoP:20200808130315p:plain

 ガンのついたハンマー、ガンマー

 

「銃にハンマーくっ付ければ解決じゃん」というアホみたいな結論なのですが、結果的に近接戦という新しい遊びが追加されたことでゲーム性に深みが増してしまいました。そんなことある? 

 ちなみに物理演算の問題が解決していないので実は銃は完全に飾りです。雰囲気で押し切る作戦。

完成へ

 当初の想定とは違う形になったものの、ほぼ完成したロジックと、シェーダーやモデル追加で超改造されたスタジアムのモデルをマージし、あとはポストプロセスや飾り付けをして…

 おもしろサッカーワールドが爆誕しました。やったね!

 

個人的なこだわりポイントは歓声やBGMの3Dオーディオやリバーブ設定、ボールが動く時に出るエフェクトや音、空中に大きく浮かんだキューブモニタなどでしょうか。

かなり細かい部分までチームで作り込んであったりするので、ぜひ一度VRで訪れて頂きたいですね。

cluster.mu

 

おわり

というわけで、ざっくりですが48時間をふりかえりました。

本当はまだまだ拘りポイントや制作時のポイントはあるのですが、また機会があればどこかで振り返りたいと思います。

Cluster社やスポンサーの皆様、トドネロ氏、アドバイス頂いた参加者の皆様、ありがとうございました!&お疲れ様でした!

 

 

 

f:id:tomozoP:20200808133248p:plain

「優勝者」なので、東雲めぐさんとのツーショットも撮れた